こちらの記事では、大傑作で名作と言われた韓国ドラマ『ミセン』を紹介していきます。
韓国ドラマ『ミセン』を観た感想、『ミセン』の見どころを5つほど紹介していくので、
- 『ミセン』を観ようか悩んでいる人
- 見始めたばかりの人
- 観たけど振り返りたい人
- ミセンの名言を知りたい人
こんな人はぜひ今回の記事を参考にし、役に立ててもらえたら幸いです。
大傑作☆韓国ドラマ『ミセン』あらすじ
囲碁の才能がありプロを目指していた「チャン・グレ」は、父親の死をきっかけに夢を諦め、アルバイト生活を送っていました。
ある時、母親のコネで大手商社のインターンとして働くことになったグレは、「オ・サンシク課長」率いる営業3課に配属される。
学歴もなく電話応対すらままならないグレに、周りは“コネ入社”というレッテルを貼り、同じインターン生からは邪魔者扱いされる始末。
オ課長から強みを問われたグレは「努力なら誰にも負けない」と答えるが……。
名作と言われる理由は!?韓国ドラマ『ミセン』見どころ⑤選
社会人で仕事をしている全員に観てほしいと言っても過言ではないくらい、『ミセン』は自信を持ってオススメできます。
①現代でも根強い社会問題もテーマにしている!
日本と韓国、国は違えど仕事をしていて喜びを分かち合ったり、何かの問題が起きて壁にぶつかったり悩んだり……、仕事を通して直面する問題は似ていると思います。
特に、韓国ドラマ『ミセン』では未だ根強いリアルな社会問題なども多数取り上げられていて、日本でも関心のある話題ばかり。
- 非正規雇用問題
- パワハラやセクハラ問題
- 社内での人事抗争
- ワーキングマザー問題
こう言った話題をテーマにしているのも『ミセン』が大傑作と言われる所以で、見どころのポイントです。
共感を生むだけではなく、見ていると解決策なども出てくるので必見です!
②「営業3課チーム」と「同期4人」の関係性に胸が熱くなる!
『ミセン』の1番の見どころは主役のチャン・グレが所属する営業3課のチーム力です。
オ・サンシク課長、キム・ドンシク代理、そしてチャン・グレの3人が、時にふざけながらも全力で仕事に取り組む姿勢は心を打たれるものがあります。
途中でチョン課長が加入してからも、そのチーム力は変わりません。
しかし、仕事がうまくいかない時は全員で悩み、成功したら全員で喜びを分かち合う様子は、羨ましくなってしまうほど素敵な関係性です。
経歴も経験もスキルも何もなかったチャン・グレが、本来の魅力を発揮でき、多くの人に認めてもらえたのは、まぎれもなく営業3課だったからでしょう。
友人とは違う、“同期”4人の関係にも注目!
更に、『ミセン』では「同期4人」の関係にも注目です。
- チャン・グレ
- アン・ヨンイ
- チャン・ベッキ
- ハン・ソンニュル
この同期4人の関係も本ドラマの大きな見どころです。
- 完璧に見えて大きな悩みを抱えている「アン・ヨンイ」
- 人一倍プライドが高い「チャン・ベッキ」
- お調子者だけど根は熱い「ハン・ソンニュル」
それぞれがとても魅力的なキャラクターで、「チャン・グレ」が成長し続け、最後まで頑張れたのはこの同期たちの存在が大きいです。
またチャン・グレのことを最初は馬鹿にしていた「チャン・ベッキ」と「ハン・ソンニュル」が、彼の頑張りや人柄を認め、最終的には仲間として付き合っている様子は心が温かくなります。
普通の友人とは少し違う、「同期」という特別な関係に注目!!
③『ミセン』で描かれるプレゼンテーションは、社会人なら必見!!
『ミセン』には物語の肝となる大事なプレゼンが2回登場します。
1度目はチャン・グレたちインターンが本採用をかけて臨む「プレゼン試験」。
そして2度目が、ヨルダン事業推進をかけた営業3課のプレゼンです。
インターンのプレゼン試験においては、チャン・グレとハン・ソンニュルのコンビが対立しながらも自分の熱い思いを役員たちに向けて伝えます。
現場を誰よりも理解しているハン・ソンニュルと、目の付け所が優れているチャン・グレの魅力が十分に発揮されました。
そして営業3課のプレゼンでは、発表そのものよりも、事業を始めるまでの葛藤や、プレゼン準備の苦労がフォーカスされます。
以上2つのプレゼンシーンは、「仕事への情熱」や「チームワーク」といった要素が強く感じられ、働くことの醍醐味を再認識できるオススメの見どころポイントです。
④共感すること間違いなし!?“上司と部下の関係”にも注目!
『ミセン』はお仕事ドラマであり、多くの「上司と部下」が存在します。
最も注目なのが「オ課長」と「チャン・グレ」。
最初はチャン・グレに対し何も期待していなかったオ課長ですが、
「努力なら誰にも負けない」という自らの言葉を体現するかのよう、ひたむきに頑張る青年を前にして態度が変わっていきます。
そしてある日オ課長は、チャン・グレのことを「うちの奴」と口にし、チャン・グレはひどく感動するのです。
ここから2人の距離はぐっと近づき、最終的には誰もが憧れるような上司と部下の関係になります。
また一方で「カン次長」と「チャン・ベッキ」の関係も素敵です。
冷静かつ寡黙でオ課長とは全く違うタイプのカン次長。
プライドが高く、成果を上げることに急ぐチャン・ベッキの弱さを見抜き、「相手が気付くまで何も教えない」という指導をします。
『ミセン』では以上のように、多様なタイプの上司と部下がいて、それぞれの人間ドラマが味わえることが見どころです。
自分ならどの上司または部下のタイプなのか、考えて楽しんでみてください。
⑤韓国ドラマ『ミセン』“心に響く名言”に勇気づけられる!
『ミセン』には数々の名言が登場し、見ている人の心を奮い立たせてくれます。
中でも目を引くのが囲碁にまつわる言葉。
オ課長は、囲碁の「未生(ミセン)」と「完生(ワンセン)」という用語を用いて、チャン・グレに、
「俺たちはまだミセンだけれど、踏ん張ればいつかワンセンになれる」といった言葉を投げかけます。
タイトルにもなっている「ミセン」は囲碁用語で、弱い石を指し、本作のテーマを改めて再確認させてくれる、まさに代表的シーンでした。
またチャン・グレは「 飛び込むだけが勇気じゃない。飛び込みたい誘惑に耐えて自分の道を進む勇気。逆流が起きても動じてはならない。
自分の流れを守ることが、相手への逆流になる。自分の流れを守る姿勢こそが最高の防御となり攻撃になるのだ。 」
という囲碁の師匠の言葉を思い出して困難を乗り切ります。
他にも名言といえるセリフは多く、社会の中で揉まれ、一生懸命に生きる登場人物たちの言葉は胸に刺さるものばかりです。ぜひお気に入りの名言を見つけてください。
韓国ドラマ『ミセン』お気に入りの名言を紹介
個人的にお気に入りなのは、
「何かを成し遂げたいならまず体力をつけろ。勝ちたければ体を作れ。
自分の悩みに耐えられる体を、体力なくして精神力は発揮できない」
と言う、グレの師匠の言葉。
他にも、個人的に好きな名言はたくさんあり…、
「他の人が派手に見えるのは気にしないで。派手じゃなくても必要なことをすることが大切です」
これはカン代理の言葉で、惑わされずに自分の意志をつらぬけ!と言われているような気分になります。
「俺たちは成功とか失敗ではなく、死ぬまで扉を開け続けていくんだと思う」
これはキム代理の言葉で、仕事と言うよりは人生観についての壮大なセリフですね。後述するのハンが言うセリフとリンクしている部分もある気がします。
「仕事を逃しても人は逃すな」
これはオ課長の名言で、短いけどメチャクチャ深い…。
「人生は選択の連続で出来ている。一つ一つの選択が繋がり人生になっていく、人生は選択の集合体なんだ。」
これはハンの素敵なセリフで、キム代理と同じように人生観を語っているような言葉ですね。
大傑作!!韓国ドラマ『ミセン』を観た感想&まとめ
『ミセン』は単なる仕事ドラマと言う要素だけではなく、登場人物それぞれの人間ドラマが温かく心に染みる作品です。
したがって、社会人でなくても十分に楽しめる内容です。
とくにオ課長とチャン・グレの関係や、営業3課の絆には度々胸が熱くなるでしょう。
「こんな人たちといっしょに仕事ができたらさぞかし楽しいだろうな」と羨ましくもなりました。
また『ミセン』にはパワハラやセクハラといった会社における社会問題も、登場人物を通してストレートに表現されています。
ワーキングマザーであるソン次長が、自身のキャリアと子供との両立に悩む姿は、とてもリアルに描かれていて、共感する人も多くいました。
働く人なら誰しも様々な問題に直面し、悩み傷付くことがあるのではないでしょうか。
『ミセン』ではそんな人々が誰かの言葉や行動によって救われ、前向きに進んでいく様子が丁寧に描かれていて、たくさんの勇気をもらえるドラマです。
日本でも『HOPE~期待ゼロの新入社員~』としてジャニーズの中島裕翔主演でリメイクされましたが、
韓国オリジナル版のほうが話数も多いだけあり、内容も濃くオススメです。
日本版を見たことがある人も、ぜひ一度『ミセン』を観てほしいと思います!!
韓国ドラマ『ミセン』ダイジェスト動画
以上、今回は大傑作で名作と言われた、韓国ドラマ『ミセン』についての感想と見どころを紹介させていただきました。
こちらの記事が参考になれば幸いです。