こちらの記事では、大人気の韓国ドラマ『海街チャチャチャ』で描かれている“3つの謎”について、分かりやすくお伝えしていきます。
ドラマを観て分からなかった人は、ぜひ今回の記事を参考にして、ドラマをもういちど観て楽しんでみてください。
コンジンで起こった“3つの謎”とは?
韓国ドラマ『海街チャチャチャ』にはミステリー的な要素があり、
海街コンジンには「3つの謎」と呼ばれる、住人たちの間で解明できていないことがあります。
こちらの記事では、“キム・ソンホ&シン・ミナ”がW主演の韓国ドラマ『海街チャチャチャ』の感想と、見どころを⑦つご紹介していきます。 『海街チャチャチャ』を観ようか迷っている人 現在『海街チャチャチャ』を視聴中の人 […]
①ホン班長の過去『空白の5年間』
1つ目の謎は「ホン班長の空白の5年間」
ホン班長がコンジンを離れていた5年間、彼がどこで何をしていたか誰も知りません。
コンジンへ戻ってきたホン班長が憔悴しきっていたことから、住人たちは本人に確認することができず、噂ばかりが立っています。
詳しくは下記のページにてご紹介していますので、良ければ参考にしてみてください。↓
こちらの記事では、超名作の韓国ドラマ『海街チャチャチャ』に登場したホン・ドゥシクこと、 ホン班長の過去に起きた“空白の5年間”についての内容です。 ドラマを見たけど分からなかったり、ホン班長の過去シーンを見た[…]
②ファジョンとチャングクの離婚理由
2つ目の謎は、刺身店を営むヨ・ファジョンとチャン・ヨングク洞長が「離婚した本当の理由」。
離婚についてはファジョンが一方的に迫ったもので、明確な理由は彼女から語られていません…。
住人たちはもちろん、夫のヨングク本人でさえ、本当の理由はわかっていないのです。
③宝くじの当選者
最後の謎は「宝くじの当選者」。
3年前の当時、コンジンには大型の台風が直撃し、道路が寸断されたため、宝くじを購入できたのはコンジンの人だけでした。
14億ウォンの宝くじに当たった人物が必ずいるはずです。しかし町のほぼ全員が購入したということと、羽振りが良くなった人がいないため、誰が当選したのかは謎のままなのです。
以上、上記の3つの謎が『海街チャチャチャ』のドラマ内で語られ、話が進むにつれてそれぞれの真相が明らかになっていきます。
答えを予想しながらドキドキできるため、『海街チャチャチャ』の楽しい見どころポイントになっていますね。
※ここからは少しネタバレになりますが、海街チャチャチャを観たけど、「ファジョンとヨングクの離婚理由」や「宝くじの当選者」について分からなかった場合や知りたい場合は、ぜひ下記も読み進めてみてください。
なお、『ホン班長の過去“空白の5年間”』については、上記で紹介した関連記事で紹介しています。
ファジョンとヨングクの離婚理由を分かりやすく解説!!
謎の一つであるファジョンとヨングクの離婚理由は、ドラマの第12話で明かされます。
ある日、喫茶店のマスターであるチュンジェと飲んでいたヨングクは、亡くなった妻を恋しがるチュンジェにこう言いました。
「夫婦なんて情で一緒にいるだけ。初恋が去ってしまって一番身近な人となんとなく結婚しただけだ。結婚なんてたいしたことじゃない。つまらないだけだ。」
その言葉を、雨の中傘を届けに来たファジョンが聞いてしまいます。
“ヨングクの初恋相手がチョヒ”だということもファジョンは知っていましたが、
それでもヨングクのことを誰より大切に思っていた彼女は深く傷つき、一方的に離婚を突き付けた、というのが離婚の真相です。
ファジョンとチョヒの関係って??
昔、ファジョンとチョヒはヨングクを含めた3人でいつも遊んでいました。
当時のチョヒはファジョンの家に下宿していたのですが、その後、チョヒはコンジンを離れることになり、ファジョンとヨングクは結婚。
そして再びチョヒがコンジンに戻って来た時には、2人はもう離婚していました。
初恋の人が戻ってきて浮かれるヨングクを見て複雑な顔をするファジョンと、昔のように3人で仲良くしたいチョヒ。
しかし、ファジョンが微妙な態度を取っていたのはチョヒに対してやきもちを焼いていたからではありません。
実は“チョヒの本当の気持ち”に気づいていたからなのです……。
チョヒは同性愛者で、ファジョンのことが好きだったのです。
彼女の思いに気づいていたファジョンは、本当のことを打ち明けたチョヒに対しこう言います。「自分の気持ちはあなたと同じものではないけれど、あなたのことは大切に思っている」と……。
そしてチョヒも、今は自分の気持ちに整理がついて、ファジョンのことは友人として大切な存在だと伝えます。
お互いの思いを打ち明けることができたファジョンとチョヒは、今までにない晴れやかな笑顔で向かい合っていました。
宝くじの当選者はいったい誰!?
コンジンの謎の1つである「3年前14億ウォンの宝くじに当選したのは誰か」。
14億ウォンは日本円にすると“約1億4千万円”もの高額当選です。
それにもかかわらず、羽振りが良くなった人は1人もいませんでした……。
果たして誰が当たっていたのか……
その答えはドラマの最終回、ミソンとウンチョルカップルの会話で明らかになります。
「宝くじに当たった!!」と喜んだミソンでしたが、それは前回の番号で、
すっかり落ち込むミソンに対して、ウンチョルは「当たっていたら何をしたかったのか」と聞き、「私たちの未来の家を買いたかった。」と答えるミソン。
すると、ウンチョルは海の見える丘にミソンを連れて行き、「ここに家があったらどうか」と言います。
目を丸くして状況を飲み込めずにいるミソンに、自分の通帳を見せるウンチョル……。
3年前、14億ウォンの宝くじに当選していたのはウンチョルでした。
当時から優しい警察官になりたかったウンチョルは、宝くじの大部分を寄付そ、残りには手を付けていなかったのです。
その残高で、2人の家を建てようと言うウンチョルに、ミソンは抱きつきます。
実はドラマの第7話で、ミソンがウンチョルに宝くじをプレゼントし、ウンチョルが拒むシーンがありましたが、
“女性に慣れておらず戸惑ってしまったのかと思わせる演出”になっているのですが、本当のところは伏線だったのです。
『海街チャチャチャ』3つの謎についての感想
コンジンの3つの謎については、『海街チャチャチャ』にミステリー要素をもたらし、ドラマを盛り上げる役割を果たしていました。
ファジョンとヨングクの離婚理由については、ドラマの各所に伏線を匂わせるシーンがあり、様々な予想ができる演出だったと思います。
初恋の相手であるチョヒにデレデレするヨングクに対し、怪訝な顔するファジョン。
そんなシーンを観て「ヤキモチを焼くぐらいなら離婚しなきゃよかったのに……」と正直イライラ悶々したことがありました。
しかし、全ての真相が明らかになると、これまでのファジョンの行動や態度はどれもヨングクのことを大事に思っていたからこそ!!
というのがわかり、一気にファジョンのことが好きになりました。
そして最後はイジュンも本音を吐き出すことができ、3人家族が復活するハッピーエンドになったので、とても嬉しく微笑ましかったです。
一方、宝くじの真相の話は、ただただ癒されるもの。
もともとミソンとウンチョルのカップルは微笑ましい存在でしたが、当選者がウンチョルで、お金を使わずに寄付していたという美談に心が洗われるようでした。
海の見える丘の家で、ミソンとウンチョルの2人にはいつまでも幸せに暮らしてほしいです。
以上、コンジンの謎については、謎解きから真相まで本当に深く面白くできていたと思います。
『海街チャチャチャ』は一貫してあくまでコンジンに住む人々の日常を描いたドラマだったので、
3つの謎がいいスパイスになっていたのではないでしょうか。
真相がわかったうえで、もう一度ドラマを最初から見返すと、1回目とは全然違った見方ができますよ。
2週目は全ての伏線が理解できるから、『海街チャチャチャ』を観て好きになった人は2週目を観ることをオススメします。
今回はコンジンの3つの謎についてお伝えしてきましたが、記事を見て楽しんでもらえてたなら幸いです。
最後まで見ていただいてありがとうございます。
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